今回は青山氏について述べてまいります。
青山氏の家系図
青山氏は、系図上は清華家の花山院家の子孫を称している。花山院師賢━信賢━師資＝青山師重(師資弟)━忠治━光長＝光教(光長弟)━忠治━長光━忠世━忠門━忠成と続く。なお、信賢の弟の花山院家賢とその子の花山院長親(耕雲)は南朝の重臣で歌人としても著名である。
青山忠成以降は下図のとおり。
各家の継承順
宗家・忠俊流
江戸崎、岩槻、小諸、浜松、亀山、篠山と移封され、明治期に子爵となった。忠成、忠俊、忠裕、忠良は老中を務めた。青山忠裕は徳川家斉の治世中に老中を31年務め、歴代最長である。
忠成━忠俊━宗俊━忠雄＝忠重(忠雄弟)━俊春＝忠朝(幸督子)＝忠高(幸秀子)━忠講＝忠裕(忠講弟)━忠良━忠敏＝忠誠(忠敏弟)＝忠充(忠良孫)━忠精＝忠敏(忠良曽孫)＝忠揚(忠精弟)━忠博━忠靖
丹波篠山には下記施設があるようです。HPに詳細な系図のPDFも載っています。
幸成流
掛川、尼崎、飯山、宮津、郡上八幡と移封され、明治期に子爵となった。
幸成━幸利＝幸督(嫡孫継承)━幸秀━幸道━幸完━幸孝━幸寛＝幸礼(幸寛弟)＝幸哉(忠裕子)━幸宜━幸直━幸寿＝幸喜(幸宜曽孫)
旗本・幸通流
幸通━秘成＝幸覃(幸高子)＝幸癸(嫡孫継承)
旗本・幸正流
幸正━幸豊＝幸亮(幸遐子)＝幸賢(嫡孫継承)━幸宣
旗本・幸高流
幸高━幸遐━幸房＝幸延(俊延子)
旗本・幸度流
幸度━幸猛＝幸高(幸度孫)＝幸飽(朝比奈元敦子)
天方通直流
天方通直は青山忠成の子で、天方通興の婿養子となった。青山幸高の子で、致通の末期養子となった成展の代に青山氏に改めた。通直の次男の通次流の忠利も同日青山姓に改めている。
天方通直━倶通━致通＝青山成展(幸高子)━俊延━忠義(改易)
天方通次(倶通弟)＝通勝(小笠原信政子)━通富━通賢＝青山忠利(荒木政羽子)━忠堯━忠朋
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