今回は、私がなぜ家系図というものに興味を持ったかについて記しておくこととします。
目次
家系図に興味を持ったキッカケ
私が家系図に興味を持ったのは、小学校にまで遡ります。小学校の時の歴史の授業で使われていた歴史資料集の巻末に、天皇家や藤原氏や将軍家の系図が載っていて、それで興味を持ちました。特に興味深かったのが北条氏で、北条熈時や北条基時など、分流から執権になった人物について系図が省略されていて、その空白が気になったのが系図探求の始まりでした。
他にも、閑院流藤原氏(三条家や西園寺家など)の系図を見て、実〇や公◇というように当主の諱に実と公が交互に付いているのを面白く感じていました(季の字も通字でした)。 あとは、関東管領上杉氏が、一族間での複雑な養子のやりとりを行っているのも印象的でした。
寛政譜との出会い
上述のように家系図に興味を持つようになったわけですが、何でも極めないと気が済まない性分ですので(これは他家へ養子へ行った者の男系子孫を徹底的に書き出すという姿勢にも表れていると思います)、系図について極めようとして行きついたのが、寛政重修諸家譜でした。
寛政譜に関しては、国立国会図書館デジタルコレクションにて公開されています。
寛政重修諸家譜 1520巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション
結果的に、大学入学後に私は大枚をはたいて古本屋で新訂寛政重修諸家譜全22巻&索引4巻を揃えました。索引が便利で、名字や諱ごとに逆引きができるので、他家に養子に行った者の追跡が容易になっています。
おわりに
家系図を眺めるのが好きというと変な人のように思われることも多々ありました。確かに、ノートに大名の系図を書き溜めている中学生は不気味だったと思います。しかし、現在ではSNS等を通じて同好の士の存在が確認できますし、自分のルーツを知るために自家の家系図を製作する人も多いそうで、人と人とを線で繋ぐ家系図というものの存在意義は大きいと考えてます。
今後も大名旗本の系図の記事ばかりではなく、ときどき雑記として系図について論じる記事を書くことがあるかもしれません。
以上長文失礼しました。